お取りつぶし

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050206AT1D0500Y05022005.htmlより。

富士通、薄型パネル撤退・液晶子会社をシャープに売却

 富士通は液晶パネル生産子会社の株式の大半をシャープに売却する。
<中略>
同社が開発した「VA方式」と呼ばれる液晶の表示方式は、シャープや韓国サムスン電子などが採用している。シャープは事業買収することで、液晶の視野角を広げて画面を斜めからも見やすくする技術など富士通が持つ特許を取り込む。

自分がもしFの液晶開発者だったらかなりショックかも…外資のように事業部丸ごと移籍ならいいのかなぁ?どうなんだろう。早川電機には早川電機の文化があるし馴染めなかったら辛いのかもしれないね。
このVA(Vertical Alignment)方式というのは、ここに書いているように、今シャープが売りにしているASV(Advanced Super View)液晶のベースとなっている技術である。広視野角を達成するために必要な液晶の配置技術で、今最も広く使われている技術かもしれない、基盤技術なのである。
幸い、現在自分が携わる研究テーマはどうやらすんなり事業会社の入り口まではいってくれるようで、そこから先は自分の機能改良にかかっている状態である。
しかし、今携わっている研究を会社がやめます(絶対無いと思うが)となったとき、自分はどうだろう。今は若いから転職と考える。10年後はどうだ?それだけの人になっているか?なっていなかったら自分は?
色々考えさせられますな。