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ベア要求見送り６年連続　ＮＴＴ労組、５万円別枠で

2006年 1月12日 (木) 17:45

　ＮＴＴグループ各社が加盟、単一労働組合で民間最大のＮＴＴ労働組合（森島正治委員長、約１８万３０００人）は１２日、２００６年春闘でベースアップ（ベア）要求を見送る方針を明らかにした。ベア要求の見送りは６年連続。２月１５日に開く中央執行委員会で正式に決める。

競争激化でグループの減収減益傾向に歯止めがかかっておらず、ベアを求める環境にないと判断した。

ただ通常の年間一時金（ボーナス）とは別に、組合員への一律５万円の一時金支給を新たに要求する。ＮＴＴはグループを挙げて電話回線の光ファイバー化に力を入れ、繁忙な状況が続いており「現場の頑張りに応えるために別枠を求めることにした」（組合幹部）という。