仕事の選び方

転職活動を始めて、しばらくたつが、色々仕事の選び方とか、仕事
そのものというものに関して考えることが多い。
1年半という職務経歴で、今回転職をするわけだが、なぜこうなって
しまったか。

第一回は仕事選びの失敗について。

自分が学生時代、この会社を選んだのはなぜだろうか？
正直なところ、特別な理由があったわけではない。
あまり人には言わないが、父親が高卒でいつになっても昇進できない、
家系で大学を出た人間は皆無だった、飲んだくれとヤンキーばっかり。
そんな環境で育った自分は、絶対大学でて高給取りになってやると、
そう思っていた気がする。
そんなしょーもない（？）気持ちから選んだのがこの会社だったのかも
しれない。所謂大企業志向というものであろう。
その土台の上に、なんとなく研究を続けたい、博士号が欲しい、そんな
気持ちも重なっていたと思う。
自分が本当にしたいこと、できること、このことを無視して夢を見ていた、
そんな気がする。
実際会社に入った自分は、研究職につかせてはもらえなかった。
入った時点ですでに夢破れる、だが最初は我慢が必要、と思い全然興味の
なかったネットワークの勉強をしていた。
結局色々交渉したが、研究する、ということはできないことがわかった。
この2ヶ月ほど、研究ができないが本当は何がしたいのか、ということを
考えてみた。
その結論が転職である。
会社に入る前は、『ドクター取れます』『自分のペースで仕事ができます』
なんてうたい文句を掲げられていたが、それは『そういう人もいます』レベル。
入ってみなけりゃわからないとはよく言ったもんだが、そのとおりである。
これから仕事を選ぶ人は必ず社員の話は聞くべきである。
名前や職場訪問だけで決めてはいけない。人事を介さず話を聞くことが大事だと思う。
自分はそういうことをまったくやらなかった。キレイゴトだけ見ていた。
これが最大のミスであろう。

新人に対してもう一つ会社がだましていることがある。
今年の新卒募集では初任給『225,000円』みたいになっているが、これは嘘である。
転職では内定時に雇用条件を書面で確認することになっているが、なぜ新卒では
それがないのか。これはひどい話である。
ちなみに来年度の新卒の初任給（推定）は213,000円程度である。これはひどい。
東京勤務の修士卒の給与としては最低水準である。
給料で仕事をあまり選びたくはないが…これ以上若手を馬鹿にするのもいい加減に
していただきたい。ホントに。
＃大体内々定出すのに自由応募なのに推薦書が必要な時点で詐欺のようなもんだが。

総括して言えることは、勤めている若手に必ずヒアリングしてから決めましょうね、
ということである。
みなさん、労働力詐欺には気をつけて。