最近はずっとVoIP関連の仕事だけど…

世の中のキャリアはSkypeを排除する方向に走っているのか。これはどうだろう。やっぱり手段として残してあげるべきじゃないのかな?と思うのだけど。
色々使えそうじゃん。キャリアの都合ですべて締め出すのは…いかがなものか。

躍進するSkypeに立ちはだかる難題---既存事業者,ライバル,規制,そして買収

ルクセンブルクSkype Technologiesの躍進が続いている。この8月末に2周年を迎え,ソフトウエア「Skype」のダウンロード件数は1億5000万を突破した。9 月1日にはドイツ第3位の携帯電話事業者E-Plusと提携したと発表。さらに中国のポータル大手との合弁会社設立など世界戦略も着実に進めている。
<中略>
 同社は非公開企業のためIR活動は行っていないが,アナリストらの推測によるとその年間売上げは60億〜100億ドル。ある調査会社の試算では,このままSkype社が活動を続けると2008年には固定/携帯事業者が5%〜10%の売上げ減を余儀なくされるという。これは既存事業者にとって脅威である。 Skype社は今回初めて携帯電話事業者E-Plusとの提携を実現したが,E-Plus社のように考える事業者は多くはない。例えばVodafone Germanyは,2007年からSkypeをはじめとするVoIPをブロックする計画という。フランスのSFRも今年3月にVoIPのブロック計画を発表している(Ovum.comに掲載の記事)

 E-Plus社との今回の提携は,今後,携帯電話機へSkypeが組み込みこまれることの布石などといわれている(関連記事)。確かに,同社はSkype組み込みの携帯端末を米Motorolaなどと開発中という(発表資料)。しかし果たしてそれを受け入れるキャリアがあるのか,あるいはどのような形で登場してくるのか,今のところ未知数である。

 Skype社にとっての懸念材料はこれだけではない。例えば,米Yahoo!が6月にIP電話の米Dialpadを買収しており(関連記事),米MicrosoftVoIPの米Teleoを買収した(関連記事)。さらに米GoogleもIMサービスを始めている(関連記事)。こうしたライバルの台頭で今後の勢力図がどう変化していくのか大いに危惧される。